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シルクロードから悠久の時を越え現代の暮らしの中に生きる芸術品ペルシャ絨毯は単なる敷物ではなく芸術作品です。
一本一本横糸を縦糸に絡めて切る、気の遠くなるような手間と時間がかかります。各作品からは織手の力強いパワーを感じ、見れば見る程その美しさに魅せられてしまいます。
お気軽にお使いいただける作品から世界的な逸品まで、厳しくセレクトしたコレクションがご覧いただけます。
貴方の心を打つ一枚を見つけるお手伝いができれば幸いです。

歴史

ペルシャ絨毯というと誰もがイランを思い出すと思いますが、
絨毯は中央アジアから西に多く住む遊牧民の中で生まれ、
テントの中の床や壁となり発達してきました。

世界最古の絨毯と言われるパジリク絨毯は紀元前500年~400年前に織られたと言われています。シベリアから発見され、現在はエルミタージュ美術館に展示されております。

1499年にペルシャ帝国のサファビー王朝の時代から優美で洗練された文様のデザインを宮廷で好んで使うようになり、贅沢品として珍重されるようになったのが基礎となり現在に至ります。

日本には18世紀にポルトガル船から長崎に入り、京の都の商人らが高貴な方々や神社仏閣などに広めました。京都の夏を飾る祇園会の山や鉾の装飾にこうした輸入されたペルシャ絨毯が用いられることは、広く知られています。

使い方

玄関:
玄関のサイズよりも少し小さめをお選びください、安全の為に滑り止めを下にお敷きになるようお勧めします。

リビングルーム:
ソファー&テーブルなどの家具を絨毯の上に乗せる、もしくはソファーの一部分が絨毯に掛かる、使い方は自由です。
テレビの前のスペースに小ぶりの絨毯をアクセントとして敷くのも多くの方々がなさっておられます。

ダイニングルーム:
6人用のダイニングテーブルですと、椅子に腰掛けている時に絨毯の外に出てしまうのはバランスが良くないので、 300×250㎝をお勧めします。
万が一お食事をこぼされてもメンテナンスがしやすいように、色の濃いお手軽の価格をお勧め致します。

ベッドルーム:
プライベートなスペースなので、お好きな絨毯をお選び下さい。ブルーやグリーンなどの色の絨毯をお使いになると落ち着きリラックス効果があるといわれます。



絵画のようにタピスリーとして壁に飾るのも素敵です ご紹介させていただきました使い方は一般的な一例です。使い方には決まったルールはございません。

選び方

1. 手織りですので全て一点物です。お使いになりたい場所のサイズ、一枚一枚サイズが異なりますので、最大でお使いになられるサイズをお測りください。

2. 床、壁の色、周りの家具の色やスタイルを考慮してバランスの良い色柄を選別してください。  
  例えば中心にメダリオンがある場合はガラスのテーブルなどになさり、絨毯の顔とも呼ばれる美しいメダリオンを見せるとインパクトがでます。
反対にダイニングテーブルなどの下にお敷きになる場合はメダリオンの無いタイプが、落ち着きがあり美しいコーディネートが出来ます。

3. 素材はウール100%、ウール&シルク、100% Silkと分かれますが、どんな素材を使っているのかは絨毯をを選ぶ際には目安となります。100% Silkが一番高価とは限りません。各素材も等級がありシルクよりも高価なウールもあります。

4. 結び目の数も重要な要因です。一本の糸を何本かまとめて撚り絨毯用の糸を作っているので、糸が細くなると熟練した職人が手掛け織りに時間がかかり当然のことながら工賃がかさみます。
一平方メートルにどの位の結び目があるかで判断出来ます。有名工房の作品はハイクオリティな素材や独自の染色にこだわっており 全ての工程を経て価格が決まります。
5. ペルシャ絨毯は全て一点物です。使い捨てではないので長くお楽しみいただけますし、メンテナンスも出来るので孫子の代までお使いいただけます。どうぞあなたの心を打つお好きな一枚を見つけてください。